さて、世間はお盆休みですよね。暦通りに生活しているので、自分にはあんまり関係ありませんが、世の中のスピードがダウンしていていい感じです。

 

電車も空いていますし、「担当の○○はお休みです」的なアナウンスも良く聞くので、働いていても丁度良いペースになります。

 


と、のんびりと仕事をしていてふと、「あれ、このくらいのペースがちょうどいいのでは?」という事を思いました。

 

お盆時期に働いている人はなんとなく同意してくれるかもしれませんが、結構心地の良いペースですよね?

 

追加の案件はあんまり発生しませんし、比較的自分のペースを守って仕事を進めていけますからね。

一回考えてみた

と、「お盆でペースダウンできて、よかったよかった」というだけで終わってしまっては改善にはつながりませんよね。

 

どうして忙しいかについて考えてみないといつまでたっても忙しいままだと思います。

 

それなので、ちょっと早めに仕事を切り上げて色々考えてみました。

構造的に仕事中毒が発生する

昔話では「○○どんは働きモノでした。働いて働いて、最後には長者になりました。」みたいなお話があって、沢山働くことを推奨しているのですが、現代でそれをやったら、結構大変な事になってしまいそうです。

 

というのは、PCさえ持っていれば24時間、どこでも働けますし、仕事も、区切りの内容な仕事が多くなっています。

 

例えば、お客様に提案する資料の微調整などは、終わりのない作業ですよね?

 

(そんな事無いですって?それなら、100%完璧に作りこんだ資料を同僚に「どんな細かい事でもいいので、改善点があったら教えてください」って付箋を付けて、回してみて下さい。おそらく、その人が考える改善点を教えてくれるはずです。)

 

そんな仕事なのに、何でもかんでも完璧を目指していたら、毎日「アッ、終電の時間だ」みたいな事になりかねません。

 

でも、ちゃんとした成果物を出していきたいですよね?それなので、ついつい、労働時間が伸びてしまうのです。

 

このように、現在の仕事は『働き者で真面目』にやっている人ほど、仕事中毒に陥る危険性が高いのです。

収穫は逓減(ていげん)する

でも、限りなく100%に近い資料と、90%の水準の資料で、得られる効果にどれほどの差が出るのでしょうか?

 

言い換えると、90%の資料を作った後、残り10%の水準アップを目指す労力と、その10%の水準アップから得られる効果は釣り合っているでしょうか?

 

会議で一切ケチを付けられたくないという気持ちは分かりますが、その努力無駄になっていませんか?

 

と、厳しい事を書くのにはわけがあります。みなさんは『収穫逓減の法則』ってご存知ですか?

 

簡単に言うと、「同じだけの努力をしても、だんだん得られる効果は減っていきますよ」といった法則です。

 

これって仕事に当てはまりませんか?

 

例えば、気の利いた営業の人なら、成果の上がりそうなお客さんから回っていきますよね?それなので、残業して訪問件数を増やしても、それは成果のあんまり期待できない客先だったりするわけです。

『頑張れ』という同調圧力

ただ、そうはいっても仕事をどんどんしていないと周りの目もきついですよね。一般的な会社は、まだまだ、『頑張っている』というプロセスが評価の対象になっていますからね。

 

そして『頑張っている』事を示すのに一番わかりやすいのが、長時間働いている事なのです。

 

例えば、だれも、あなたが何をやっているかチェックしていないような職場に勤めているとしたら、あなたが「良くやっている」と思われるコツがあります。

 

それは、書類を持って電話しながら、オフィス内を歩き回って見る事です。そして、必ず誰よりも遅くまでオフィスに残ってみてください。

 

すると、あら不思議。仕事らしい仕事をしなくても、きっとあなたの評価は上々になっていくはずです。

 

(あ、数字で成果を測られるような職場では、「何もしない」とダメですよ?でも、そういった職場でも、上のテクニックは効果を発揮して同じくらいの成績の同僚と比べれば評価は良くなるはずです。)

 

どうですか?くだらないテクニックですよね?でもそういったモノがまかり通るような組織もまだまだ多いのが現実です。

 

それに、この職場全体の『頑張る』といった同調圧力を跳ね返すのは本当に大変なことです。

それでも切る勇気を

でも、現代の仕事はどれだけやっても終わりがないような代物ですし、成果は努力の量に比例はせず、収穫は逓減していくといった経験則もあります。

 

人間は不思議なもので、習慣になれば長時間労働もそれほど苦にはならないものなのです。(もっとも、体やメンタルにはダメージが蓄積されると思いますが)

 

そのため、どこかで切る勇気を持たないと、気が付かないうちにあなたも仕事中毒になってしまうかもしれません。

何のための仕事?

と、長くなりましたがこのエントリーの結論としては、長時間労働の習慣に流されずに、自分を見つめなおそうという事です。

 

「あなたは何のために働いているんですか?」という問いに「仕事をする為さ」みたいに心の底から思える人は今まで通り頑張っていただければと思います。(あ、周りにその価値観を強要するのはやめてくださいね。)

 

でも、「家族のため」とか「趣味にかかるお金を稼ぐため」といった風ならば、その大切な事に時間をつかえているかを考えてみて欲しいのです。

 

そして自分の大切な事に時間をつかえていないのならば、ワークライフバランスについて考えてみるいい機会なのかもしれませんね。