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何かを成し遂げるためには、『やる気』 が必要だと感じることがあると思います。やる気が出ないとそもそも何にたいしても取り掛かることができませんので、きっかけとして、とても大切だということにはそんなに異論はないはずです。

やる気が出ないと始まりませんからね。某学習塾も「やる気スイッチを押してあげるよー」なんて風に歌っていますし、やらなきゃいけないけどやる気が出てこないというのは結構メジャーな悩みなのでしょう。

また、似た言葉でもう一つ大切な要素があります。それは、『集中力』です。集中力にかけている状態では、本を読んでいても何度も同じところを読んでしまったり、全然頭に入ってこなかったりと、いろいろ問題が生じます。

それでは、やる気と集中力って似たようなものですが、実際のところはどうなんでしょうか?少し考えてみました。

■集中力は消耗品!?

さて、集中力は消耗品であるといった言葉を聞いたことがないでしょうか?この言葉が本当かどうかを確かめるすべはありませんが、確かに経験とは合致している面が多いと個人的には感じます。

というのは、がっつりと仕事を頑張った日は、帰宅後うまく物事に集中する事ができなかったりしますし、車を長時間運転した後なども、運転に集中力を使うためか、集中力が不足しがちになると感じるからです。

もちろん個人差はあるのでしょうが、何か物事に集中した後は集中力が切れたような状態になったといった経験をした人も多いと思います。

こういった経験則があるので、「集中力は消耗品」といった言葉にも何となく同意できるのです。

そして、集中力は休憩などで多少は回復しますが、根本的には一日が終わって睡眠をとった後でないと、起床時のような水準までは回復しないように感じます。

つまり、一日の集中力の上限は決まっていて、それが消耗していくといった事を指して集中力は消耗品と言っているわけなのですね。

(アメリカの心理学者ロイ・F・バウメイスターが提唱した「自我消耗説」という理論でこのことが説明されることがあります。)

■やる気は消耗品ではない?

これに対して、よく似た言葉のやる気は決して消耗品ではないと考えられます。

「気が乗らないけどとりあえず10分やってみよう」と考えて始めたことでも、いったん始めてしまえば以外に続けられるといった経験はありませんか?

もちろん、集中して取り組めるかどうかは別の話ですが、やる気自体は始めてしまえばその作業自体が刺激となって出てくるものなのです。

こちらは「作業興奮」というそうですが、始めてしまえばそれが刺激になってやる気が出てくるよといった事を指している言葉です。

このように、やる気を出したければまず始めるという、わかったようなわからないような処方箋があります。そして、集中力が切れているような状態であってもやる気を出すことは可能なのでやる気と集中力は別物であると考えられます。

また、やる気が枯れ果てるといった状態でも始めてしまえば何とかなるので、やる気は消耗品ではないと考えられます。

■やる気と集中力が別物ならば

さて、やる気と集中力が別物で、集中力は消耗品(朝起きた時から徐々に消耗するもの)、やる気は特に消耗しないとすると効果的な習慣が見えてきます。

それは、集中力を使う大切なことは朝にやるということです。そして、やる気はいったん始めればわいてくるという特性を活かすために、朝起きたらとりあえず大切なことを実施するという習慣を作ると効果的だと考えられます。

やり始めればやる気は出てくるわけですが、初めの一歩がつらいわけです。だったらそのはじめの一歩を習慣にしておけば特に何も考えずにやる気を出すことができます。

また、朝の集中力を活用すれば、夜無理に集中力が切れた後に頑張るよりも効果が上がるはずです。

私も、「そういえば某難関資格を取ったときは朝に勉強する習慣があったなー」とこの記事を書きながら思い出しました。

やる気を出すなら朝ですよ?